2009年9月号 ダンカン・ブラザトンさんより、おてがみが届きました
蘭の会の皆様へ
今は朝2:40ですのでから、「こんばんは」で 手紙を始めます。
初めまして、ダンカン・ブラザトンと申します。
早速自己紹介をさせていただきます。僕は基本的にこんな者です。
・オーストラリア人/28歳
・日本に来て7年目。もうすぐ8年です。
・南オーストラリア大学のビジュアル・コミュニケーション学部卒業
・大学で出会った女の子とつき合って2年前に結婚しました(妻は日本人です)
・住まいは大阪府高槻市
・今は英会話の先生・グラフィックデザイン・翻訳をやっています
日本に来てから倒産するまでNOVAで働きました。ちょうどその終わりの時、2年前に会った後藤哲也とOOO(オーーー)という名前付けたオルタナティブ ワーク スペースで働くことになりました。コラボレーションオフィスでいろいろなおもしろい活動をやっています。最近は外国人向けの英文アートガイド『FLAG (Foreigner's Live Art Guide) Osaka』を作って出しています。自分自身としてはこの活動に一翼を担うのが大事です。本当に 大事です。やっと日本に住んでいるって感じます。僕は長い間大阪にはそんなに面白い所はないと思っていました。OOOで働き始めてからはいろんなクリエイ ターと出会ったり、いろんな所に行ったりしています。僕みたいに面白い所を知らない人のために「繋がりD」というブログをやっています。面白い所・人・物 事を紹介するブログで す。これは英語・日本語両方で書いてます。
日本語は本当に最近になって書き始めました。ずっとできないと思っていましたけど、始めるとそんなに無理ではありませんでした。よく上手って言われ ていますけど、そのことはないです。まだまだです。
去年日本語で血液型の話について勉強した時初めて「詩人肌」という言葉を聞きました。これは英語で言うと『something of a poet』になります。「芯」まで詩人ではないから「肌」を付けるっていうことでしょうか?英語で存在してないけどなんとか「poet skinned」でもいけるかなぁ。僕は言葉に感動しますよ。
残念ながら僕は詩人肌ではないんですけど、英語を教えている時生徒さんとよく言葉について話します。この仕事は言葉科学みたいです。分解したら、歴史を 調べたり、比べたり、どこまで意味が通じるのかを見たりします。でも、このことはちょっと危険です。研究しすぎるとその言葉の意味がなくなってしまい、生 徒 さんを会話混乱させてしまいます。
僕は詩人ではないけど、言葉が好きです。日本語の決まり文句がけっこう気に入っています。メールのし方は他の人をまねして習いました。「お世話になってお ります」という表現は何回も読んでから僕も使った方がいいかなぁって思いました。知らないことを辞書で引くのが好きですね。
時々言葉は非常に文化的です。例えば「お疲れさまです」は英語にうまく訳せないんです。「You've been working hard / Good work today」は辞書に載っていますが、感じがちょっと違います。ですから日本に住んでいる外国の方でも「お疲れさま」とふつうに使っています。英語でも 「hang out」の動詞をよく聞きます。辞書で引くと「ブラブラして時を過ごす」という意味で分かりますけど、その概念は文化的です。例えば、友だちの家行ってた だしゃべったり、テレビ見たりします。目的があることをわざとしません。僕は日本で友だちの家でhang outできないと思います。逆に僕のオーストラリア人の友だちに「You've been working hard」って言うと笑われます。確かにオーストラリア人は働き過ぎるしない人たちですから。
日本でよく英語の言葉が使われていますよね。けっこう使われています。この現象に興味があります。僕は日本語で話している時、英語の言葉を聞 くと三つ目の言語を学んでいると思います。もちろん英語で意味は分かっていますけど、日本語で何のことかと思ってしまいます。Glamor(グラモー)は 僕のイメージとしてはダイヤやパール着ている女性が出ます。Challenge(チャレンジ)のは「よし、やってみる」よりも「誰かに 挑戦する」ってことです。
でもね、日本はけっこう固い国でしょう?日本語に英語をいっぱい使ったりするのが不思議ですね。なんとなくこのことは日本にちょっと健康的だと思います。 日本語 はもっと言葉数で柔軟になればいいと思います。
言葉は窓ですね。窓のかなたに意味を伝えたいことがあります。その窓はきれいじゃなかったら意味が見えにくいですね。時々汚いけど僕も言う窓をできるだけ き れいにしております。
このおてがみ/言葉について聞きたいことがあれば返事をおくってくださいね。これからちょっとずつ寒くなりますので風邪を引かないようにご自愛ください。
では、よろしくお願い申し上げます。
ダンカン・ブラザトン
■ダンカン・ブラザトンさんって、どんな人?
Duncan Brotherton ダンカン・ブラザトン
高槻市在住のオーストラリア人。西天満のオルタナティブワークスペースOOOで主に英会話レッスンとデザインの仕事を行っている。関西のクリエイティブな スポットを外国人の視点で紹介するブログ"Tsunagari D"の運営も行っている。
▼ooo
http://www.outofoffice.jp/
▼Tsunagari D
http://tsunagarid.blogspot.com/
今は朝2:40ですのでから、「こんばんは」で 手紙を始めます。
初めまして、ダンカン・ブラザトンと申します。
早速自己紹介をさせていただきます。僕は基本的にこんな者です。
・オーストラリア人/28歳
・日本に来て7年目。もうすぐ8年です。
・南オーストラリア大学のビジュアル・コミュニケーション学部卒業
・大学で出会った女の子とつき合って2年前に結婚しました(妻は日本人です)
・住まいは大阪府高槻市
・今は英会話の先生・グラフィックデザイン・翻訳をやっています
日本に来てから倒産するまでNOVAで働きました。ちょうどその終わりの時、2年前に会った後藤哲也とOOO(オーーー)という名前付けたオルタナティブ ワーク スペースで働くことになりました。コラボレーションオフィスでいろいろなおもしろい活動をやっています。最近は外国人向けの英文アートガイド『FLAG (Foreigner's Live Art Guide) Osaka』を作って出しています。自分自身としてはこの活動に一翼を担うのが大事です。本当に 大事です。やっと日本に住んでいるって感じます。僕は長い間大阪にはそんなに面白い所はないと思っていました。OOOで働き始めてからはいろんなクリエイ ターと出会ったり、いろんな所に行ったりしています。僕みたいに面白い所を知らない人のために「繋がりD」というブログをやっています。面白い所・人・物 事を紹介するブログで す。これは英語・日本語両方で書いてます。
日本語は本当に最近になって書き始めました。ずっとできないと思っていましたけど、始めるとそんなに無理ではありませんでした。よく上手って言われ ていますけど、そのことはないです。まだまだです。
去年日本語で血液型の話について勉強した時初めて「詩人肌」という言葉を聞きました。これは英語で言うと『something of a poet』になります。「芯」まで詩人ではないから「肌」を付けるっていうことでしょうか?英語で存在してないけどなんとか「poet skinned」でもいけるかなぁ。僕は言葉に感動しますよ。
残念ながら僕は詩人肌ではないんですけど、英語を教えている時生徒さんとよく言葉について話します。この仕事は言葉科学みたいです。分解したら、歴史を 調べたり、比べたり、どこまで意味が通じるのかを見たりします。でも、このことはちょっと危険です。研究しすぎるとその言葉の意味がなくなってしまい、生 徒 さんを会話混乱させてしまいます。
僕は詩人ではないけど、言葉が好きです。日本語の決まり文句がけっこう気に入っています。メールのし方は他の人をまねして習いました。「お世話になってお ります」という表現は何回も読んでから僕も使った方がいいかなぁって思いました。知らないことを辞書で引くのが好きですね。
時々言葉は非常に文化的です。例えば「お疲れさまです」は英語にうまく訳せないんです。「You've been working hard / Good work today」は辞書に載っていますが、感じがちょっと違います。ですから日本に住んでいる外国の方でも「お疲れさま」とふつうに使っています。英語でも 「hang out」の動詞をよく聞きます。辞書で引くと「ブラブラして時を過ごす」という意味で分かりますけど、その概念は文化的です。例えば、友だちの家行ってた だしゃべったり、テレビ見たりします。目的があることをわざとしません。僕は日本で友だちの家でhang outできないと思います。逆に僕のオーストラリア人の友だちに「You've been working hard」って言うと笑われます。確かにオーストラリア人は働き過ぎるしない人たちですから。
日本でよく英語の言葉が使われていますよね。けっこう使われています。この現象に興味があります。僕は日本語で話している時、英語の言葉を聞 くと三つ目の言語を学んでいると思います。もちろん英語で意味は分かっていますけど、日本語で何のことかと思ってしまいます。Glamor(グラモー)は 僕のイメージとしてはダイヤやパール着ている女性が出ます。Challenge(チャレンジ)のは「よし、やってみる」よりも「誰かに 挑戦する」ってことです。
でもね、日本はけっこう固い国でしょう?日本語に英語をいっぱい使ったりするのが不思議ですね。なんとなくこのことは日本にちょっと健康的だと思います。 日本語 はもっと言葉数で柔軟になればいいと思います。
言葉は窓ですね。窓のかなたに意味を伝えたいことがあります。その窓はきれいじゃなかったら意味が見えにくいですね。時々汚いけど僕も言う窓をできるだけ き れいにしております。
このおてがみ/言葉について聞きたいことがあれば返事をおくってくださいね。これからちょっとずつ寒くなりますので風邪を引かないようにご自愛ください。
では、よろしくお願い申し上げます。
ダンカン・ブラザトン
■ダンカン・ブラザトンさんって、どんな人?
Duncan Brotherton ダンカン・ブラザトン
高槻市在住のオーストラリア人。西天満のオルタナティブワークスペースOOOで主に英会話レッスンとデザインの仕事を行っている。関西のクリエイティブな スポットを外国人の視点で紹介するブログ"Tsunagari D"の運営も行っている。
▼ooo
http://www.outofoffice.jp/
▼Tsunagari D
http://tsunagarid.blogspot.com/