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2009年11月号 藤枝奈己絵さんより、おてがみが届きました

はじめまして、こんにちは。
私は藤枝奈己絵という漫画家です。

といいましても、収入の殆どは介助の仕事をしています。
介助の仕事はかれこれ、7年位やっています。

では、私のプロフィールです。

●藤枝 奈己絵(フジエダ ナミエ)
昭和51年 4月1日生まれ。

●24歳の時に東京に引っ越したり、ヤングマガジンでデビュ
ーをしたりしました。

●アックスにも何回か載りまして、単行本2冊をだして頂きま
した。

●今年はなんとなく人生の転機でして、8年住んだ東京を離れ
大阪の通天閣近くのゲストハウスに引っ越しをしました。
何故だかオーストラリアか、通天閣。というイメージが自分の
頭の中に突如現れまして、
とりあえず、通天閣近くにめでたく引っ越せました。
そしてオーストラリアの方もルームメイトにいたりして
揃ったなあ。という感じです。


私は単行本を2冊出しているのですが、読み返すと言葉の使い
方が無茶苦茶なのにまず驚愕してしまいました。
これは、私の人生の課題だなー。と思いました。

実は言葉の使い方が変でも伝わればいいんだよー!!
みたいな所があったのですが、
上手に言葉を使わないと、漫画の内容に大きく影響を与える。
という事を最近知りました。
(遅いですが!!)

私が惚れてしまう素敵な人はみんな素敵な言葉を使います。

なのでマネをしたいと最近思うようになりました。
言葉というのは、素敵だと
メロディーが聞こえてくるような気がします。

今、ゲストハウスに住んでいるので、半数が外国の方なのです
が、外国語というのはなんだか歌をうたっているかのように流
れる感じで喋られる方が多い気がします。
私がさっぱり外国語が解らない。というせいもあるかもしれま
せんが。


日本語も時々そんな感じで喋られる方がいます。
いやはや惚れてしまいそうになります。

私の周りで詩を読む方はみんな不思議な方が多かった気がしま
す。
そして、やはり詩を見たり聞いたりするとフシがついていない
のにメロディーが聞こえるのです。

私も自分が好きな人に惚れてもらえるように、詩のような言葉
が使えたらなー。と思います。

もちろんきれいごとだけじゃ、ダメです。
イライラする事、嫌な事も詩に乗せるように伝えてジワッと相
手に浸透させていければなー。と思います。

私の今年の目標の一つとして、
「ウソをつかない。」
というのがあります。

私はいつのまにかウソをつく癖があります。これは物心ついた
時からずっとです。
家にあるのに「ない。」といってみたり、左なのに「右。」
と言ったり。

本当の事を言うぞー!!と構えてないと適当な事を言ってしま
います。
適当なのでだからその中にウソが混じるのです。

自分に注目を集めたい。かまってもらいたい。という点もある
ようです。

しかしそれだと結局逆効果でして、嫌われてしまいます。最近
その事に遅いながらもきずきました。
何で嫌われてしまうのか、私の人生はずっとその事がついて回
って、いつも頭の上に?でした。

今年の目標はかっこよく、素敵に本当の事を言う!です。

詩は本当の事ですか?うそを言ったりしますか?
素敵なウソをつく事が最大のかっこいいことだったりするので
しょうか?

しかしすべて本当の事を言おうとすると、時に人を傷つけたり
人に馬鹿にされたり、毛嫌いされたりします。

そのさじ加減が難しいです。
しかし、やっぱり本当の事を言いたいです。私!

私ははっきり言ってかなり考え方も甘かったり、幼稚だったり
、馬鹿だったりします。
しかしそれでもいいじゃねーか!!という自分がいます。

なので本当の事を言っていると、やっぱり他の方以上に衝突が
多いかもしれません。

だからこそそれを少しでも緩和するためぴったりな言葉を使い
たいのです。
時には詩にしたりして。

そして、どんなに嫌われても、馬鹿にされても堂々としていた
いです!
私は無茶苦茶うたれ弱いです。
そんな事でそこまで落ち込むか〜!!と、ビビっている自分に
ビビってしまい、胃を痛めています。

しかしそんな自分ともおさらばいたします!!
通天閣近くに住んでいますと、小さい悩みがあほらしくなるよ
うな、何かいろんなものがねじれ曲がってくるようなパワーを
もらいます!


頭の中をぐるぐる言葉が周ります。

詩の様な言葉の中で生活し、自分からも詩の様な言葉を発信で
きたらなー。
と思っています。


今漫画を描いていますが、素敵な言葉を使っているか入念にチ
ェックいたします!


後、私はブログで日記漫画を描いています。

言葉が変です。

お暇でしたら添削して下さい。

ではでは、季節の変わり目、風邪をひかれたりしない様、暖か
くして眠って下さい。

ではでは。

■藤枝奈己絵さんって、どんな人?
hujiedasan

現在、漫画がアックスに載ったり載らなかったりです。
2008年 8月25日。二冊目の単行本、「夢色お兄ちゃん」が発売になりました。よろしくお願いいたします!

「オスマシ電池BOX」
http://blog.livedoor.jp/gogoaverage/
「藤枝奈己絵作品リスト」
http://soredemo.org/m_list_namie.htm
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2009年4月号 シャック三原さんより、おてがみが届きました

蘭の会の皆様へ

皆さんは漫画を読まれますか?
私は売れない漫画家です。現在の売れてる雑誌の漫画とは程遠い
絵を描きます。売れるというのはああいう絵を描く事なのでしょう。
ですから私は 、自費出版で漫画を読んでもらいます。

小さい頃から漫画が大好きでいかに漫画を描けるかを勉強していました。
まねはダメ、キャラクターを作る事、強弱をつける、起承転結、、、。
如何に人のまねをしないかが大変かを知り、大人になる迄、諦めていました。

けれど、創作するもので何も影響されていないものなど、ないのが事実です。
愚かな努力でした。そして非常に不器用な偏屈な人間になりました。

いい年になって世間のブームだの社会事情にへきえきしてしまっています。
もっと楽に冷たい視線で人を愛し、つき合って行くのがいいように思うのです。

いろんな物欲がなくなって(満ち足りて)、消費する限界に恐れ震え、
操作される政治をも自分が呑み込んで、滅び行くものも生まれ育つものも慈しむ
そうありたいと思う

違う土地のひとと交わる事は、しんどい事かもしれません。そこまで行かなければ
始まらないし。でも、一人でも多く知らない人と出逢うのは、時間を超えて人生が
また始まる。喜びは、新しい出会いではないでしょうか?

今世紀から再び人類大移動を始めましょう。まずは隣町へ。




■シャック三原さんって、どんな人?

シャック三原


1961年箕面生まれ 1983年大阪芸大卒業後、新宿で湯村輝彦に師事。
30才にして大阪に戻り「大阪コミックギャング」を設立。
あべのアポロビルCF、アリナミンA&V新聞広告などのイラストを
手掛ける。40才にして川西にて自宅で隠遁。好きに漫画を描く。

「ロックしましょう」好評発売中! http://shack.petit.cc/

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